超スペクタクルファンタジーサッカー漫画
『キャプテン翼』
全国のサッカー小僧が憧れ、ジャンプ黄金期の中核を担った漫画。
ワタシは何十回とこの漫画を読み込んだ。
その観点と独自の目線で数いる登場人物から1人をピックアップして話そう。
※これはワタシの個人の推測・見解ですので暖かい目線でご覧下さい。
目次
高杉 晋吾(真吾)〜伝説の巨漢ディフェンダー〜
高杉 晋吾(真吾)について
①高杉君のプロフィール
名前 …高杉 晋吾(タカスギ シンゴ)
ポジション …DF(ディフェンダー)
所属 …南葛SC(修哲小)→南葛中→南葛高校→サンフレッチェ広島
得意技 …ロングスロー
・まず名前が定まっていません。表記が2種類存在(真吾・晋吾)
②高杉君の受賞暦がスゴイ!
(小学6年生)
・全国大会優勝(大会優秀選手賞受賞)
(中学3年生)
・全国大会優勝(大会優秀選手賞受賞)
・U-15 日本代表
・第1回国際Jr.ユース(フランス)大会優勝
(高校3年生)
・高校サッカーインターハイ(総体)優勝
・全国高校サッカー大会(国立)準優勝
・U-18 日本代表
・ワールドユースアジア大会優勝
・ワールドユース(日本)大会優勝
(プロ以降)
・U-23(オリンピック) 日本代表
・第1回で書いた森崎君以上の受賞暦を誇っています。
と言うコトで下記ではこの高杉君のスゴさをもう少しだけ掘り下げてみましょう。
各年代で見る高杉君のスゴさ!
〜小学校時代〜
・まず小学校5年に修哲小として全国大会優勝を果たしています。(小学校6年時には、南葛FC(選抜チーム)でした。)
という事は2年連続全国大会優勝しています。
レギュラー入りしていたかは不明ですが、小学生にしてあの体格・小学6年時の大会優秀選手賞を考えると小学5年でのレギュラー入りは確実かと思われます。
なぜなら小学6年の大会優秀選手賞受賞時、DFで選ばれた選手はわずか3名。残りの2名は以降、姿を消しています。(と言うか、顔と名前の一致すらできていません。)
以上の事から、小学生No.1 DFは彼だと言う事は明白なのです。
〜中学校時代〜
・全国大会は前人未到の3連覇(V3)を達成。物語の流れから推測すると2年生時には既にスタメンは確定していると断言できます。
そして中学3年時の大会優秀選手賞も数少ないDFとして受賞をしています。
しかし、中学校に入るとDFに有能な選手が2名ほど確認されますが中学界DF トップ3には名を連ねている事が推測されます。
・U-15 Jr.ユースではタレント豊富な選手達の中でも背番号『6』をGETしスタメン入り確実と言われながらも、MFからのコンバート組と同中学の選手にポジションを奪われてしまいました。
この大会でのDFリストは、わずか4名。スタメン入り確実と言う慢心があったのではないでしょうか?
ちなみにU-15 ヨーロッパ遠征・高校生との練習試合には出場を果たしています。
〜高校時代〜
・高校では森崎君同様(中学から同チームの為)国立では3年連続準優勝。インターハイ優勝と言う輝かしい戦歴を誇ります。
もちろんこの漫画の攻撃陣のインフレ現象を考えると1年からスタメン入りもほぼ確定でしょう。
・ユース代表でも、1次予選ではスタメンとして活躍するも、2次予選以降は出番なし。
〜プロ以降〜
・プロとして活躍し、U-23 オリンピック代表に選ばれるも特に目立った活躍はありませんでした。
小学生No.1 DFが何故こうなった?
・ここでは高杉君の小学校時代からの転落を推察していきます。
①やはり小学校時代の栄光の慢心があったのか?
・小学生と言うのはカッコイイものに憧れます。やはりサッカーの花形と言えばFW・MFのような攻撃陣。点に絡むプレーに憧れを抱くものです。
優秀な選手が皆FW・MFに偏りDF不在。小学生時から将来を見据えDFとして生きてきた彼は、結果としてNo.1 DFとして成功したのですがそこに慢心が生まれたのだと思います。
②中学校時代の新キャラ出現
・まず中学3年時に突如として出現した2名の選手。しかもその内の1人は彼の代名詞である『巨漢 DF』と丸被りしている。と言うか、彼以上のパワーと高さを兼ね備えた選手である。
彼との対戦でもどちらの能力が上かは明白でした。
・当時のフォーメーションの主流は「4・4・2」DFはサイドバック2名・ストッパー1名・スイーパー1名となる。彼のポジションは「スイーパー」と言う事で、新キャラの巨漢DFが登場したとしても経験の差から言っても彼のポジションにはさして影響はないと見られていました。
ここでまたしても彼に慢心が生まれてしまっていたのかもしれません。
③コンバート組の台頭
・上記でも記載した様に、新キャラ出現でもスタメンの座は安定かと思われたがそこで異変が起こります。
FW・MFのインフレにより中心選手の1人がMFからDFにコンバート。更にそのポジションが『スイーパー』。パワーを売りにしていた彼には、サイドバックをこなせる訳もなくスタメンから姿を消した…。
③その後
・その後も新キャラ・コンバート組の出現で、彼は完全にスタメン・レギュラー入りする事は無くなりました。
◎まとめ
・上記の内容から推察すると、黄金世代と呼ばれている彼等の中でも少年期からDFと言うポジションを貫き結果を残してきた選手はいません。
ただそれ故の慢心があったのもまた事実です。
しかし、チャンスが全く無かった訳ではありませんでした。
Jr.ユース大会 決勝 DFの1人が負傷退場し、出場のチャンスがありました。
が出場したのは、同じ中学校のMFの選手。
U-18アジア大会1次予選時 中心選手が監督命令で8名(内 DF 2名)離脱した時は、確かにスタメンで出場しています。
が、中心選手復帰でまたもスタメン落ち。
「〜たら・〜れば」の話をしてもしょうがないですが、
『あの時もっと頑張っていれば…』感の強い選手です。
ですが、各年代の日本代表に選ばれてる選手ですから能力は充分にあると考えられますので、今後の活躍を願っています…。